沖縄県八重山地方のよもやま


by yaimauta
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工工四の使い方

c0007973_1450389.jpgこんなタイトルを付けると、また、お叱りを受けてしまいそうですが、特に県外で民謡を学ぶ者にとっては、一番悩ましいテーマのひとつだと思いますので、御容赦いただけますよう御願いいたします。

僕が、八重山の古典民謡を学び始めた頃には、よく「それは工工四と違ってる。」とか「何で工工四と同じに唄わないのか?」という指摘を受けました。今から思えば、恥ずかしながらかなり好きなように唄っていたのも事実ですが、「工工四を教科書として扱っていた」、ということなのだと思います。

ですから、昨年の古典民謡コンクールで審査委員長の講評を読んだ時、変化を感じました。「(主に県外からの受験者に対して)工工四に頼るのではなく、師匠の元に通い、唄の心を学ぶように努力されたい。」この方の師匠は、唄と工工四の同一性を重要視された工工四を作成された方で、これは大きな変化だと受け止めました。

実際に、その工工四は僕が知っているだけでも、3つの異なるヴァージョンが存在します。師匠が持っているものと、僕が持っているものと、後輩が持っているものでは、同じ曲でも内容が違っているわけです。実際にそれで練習が足踏みしてしまったこともありました。

しかし、僕は師匠から、「工工四を覚えるよりも僕の唄を感じて身体と心で覚えてください。」と教わってきました。そのおかげで、工工四上の多少の相違は気にならなくなっています。「工工四はあくまでも目安」ということが身についてきたからだと思います。迷った時には師匠の唄に帰ればいいのです。それでもわからなければ、おたずねしてみればいいと思います。

形が定まってしまった純粋な古典とは異なり、古典民謡は、歌い継がれてきた過程で、様々な変化を経て現在に至っているのだと感じます。そして、歌い継がれていく以上、また変化していく可能性があります。僕たちは、今と言う時にその現場に立ち会っているのだ、とそう思います。僕たちは、素晴らしいものを学んでいるのですね。
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by yaimauta | 2006-02-17 22:50 | やいま唄

ドミトリーアルテ

c0007973_20565091.jpg今回のお稽古では、アルテ9階のドミトリーを利用させていただきました。もともと、オーナーの御家族がお住まいになってたということで、改造はされていますが、基本形は3LDKにバストイレ付きというスタイルです。

高台に位置しているため窓からの眺めも良く、高速道路の料金所を見下ろす格好で、お天気が良ければ、窓から空を見てるだけで、いい気分になってきそうです。

しかし、何と言っても、お稽古場まで1分という立地は、何ものにも替えがたいものがあります。さらに、1泊1000円+1人1000円(1人だと2000円、2人だと3000円=1人あたり1500円)という料金設定も魅力的な要素です。

ただし、寒い時期には防寒対策も必要かも、という感じです。僕も今回は毛布をお借りしました。

今回は、試験的運用ということで、そのちゃんに取り次ぎなど大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。有り難うございました。
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by yaimauta | 2006-02-13 20:57 | 閑話

首里へpart4

最高気温2度、最低気温0度の朝、通算4回目となる個人レッスンを受けに行ってきました。

10年振りではないかと感じられるほどの、ひどい風邪をひいてしまいコンディションは最悪だったのですが、師匠の「沖縄に来たら直るよ。」という言葉を支えに、那覇入りしました。

いざ、師匠の前で声出しをしてみると、細かい節回しが「全滅」あるいは「壊滅」状態で、全くコントロール出来ないという情け無いスタートとなってしまいました。

それでも、「今日だけ何とか出たら明日はもうええ。」と振り絞り必死に唄っていると師匠がひとこと「しかし何だね、君の声は風邪ひいてる時のほうがソフトでいいかも知れないね。」「・・・そう言われるとは思ってましたけど。」

本来なら「何で個人レッスンに体調合わせて来ないの?」とお叱りを受けても仕方ないところなのですが、そんな師匠のジョークに救われつつ、ノドの痛みをプロポリスのど飴とさんぴん茶でなだめすかしながら「仲筋ぬぬべーま」「月ぬまぴろーま」「とぅばらーま」と聞いていただいてるうちに、アッと言う間に、時間は過ぎてしまいました。

今回の収穫は、「初めて音程についてのダメ出しをもらわなかったこと。」につきます。まだまだ、十分ではないということはわかっているつもりなのですが、何しろ2004年5月8日、第1回目の個人レッスンの時からの宿題(めちゃ長っ!)だったので「次は、発声だね。」と言っていただけたのが、とても嬉しかったです。

土曜日上級クラスの皆さん、皆さんが音程の練習につきあって下さったおかげで、何とか、ひとつ階段を上ることが出来ました。この経験をまた今後の練習会でいかしていければと思っています。有り難うございました。

レッスンの後は、翌日に個人レッスンを受けるI田さんやまやちゃんも合流されて、久しぶりに師匠のお話をたっぷりとうかがうことができました。翌日に琉球民謡音楽協会の総会をひかえた大事な日に、貴重なお時間を割いていただき有り難うございました。まやちゃん、次の日も仕事なのに、いつもいつも歓待してくれて有り難うね!
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by yaimauta | 2006-02-09 19:11 | やいま唄