沖縄県八重山地方のよもやま


by yaimauta
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大阪三線クラブのメンバーは、チューニングメーター(以下チューナー)保持率が高く、ほとんどの方がお持ちだと思います。それで、皆さん三味線の調弦にチューナーをお使いになってると思うのですが、他にも使い道があります。

ひとりで練習している時に「自分の唄の音程が、ちゃんと三味線の音より高くとれているか。」ということを、確認するのにチューナーはとても有効です。

まず、師匠の音源と一緒に唄ってみて、次ぎに、ひとりで唄う、という練習方法をとられている方が多いと思うのですが、この「ひとりで唄う」時に役に立ちます。

実際にやってみると、自信がなかったところの音程がとれていたり、逆に、できてると安心していたところがダメだったりと、針の動きに一喜一憂することになりました(僕の場合)。

これを、繰り返していくうちに、自分の弱点がわかってきて段々と、できてると思ったところができていて、ダメだと思ったところがダメだったと、自分でわかるようになってきます。

是非、一度試してみて下さい。お正月休みの自宅練習にピッタリだと思います。

ところで、どの位高くとるかについての具体的な数値に御興味のある方は、お知らせ下さい。これについては、公開しない方が良いと考えていますので、個別に対応させていただきます。

よろしく御願いいたします。
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by yaimauta | 2005-12-29 21:58 | やいま唄
最初にお断りしておきますが、この文章には、僕の推論が含まれています。ですから、内容に誤りがある場合があります。「だったら書くな!」と言われてもしかたないのですが、ここに触れておかなければ先に進めませんので、あえてチャレンジさせていただきます。

八重山の音程を理解するには「ひとつの音の中に最低3つの音」を聞き分けなければならない。(コバ先生のゆがふー通信からの抜粋)

三味線の音程を基準とすれば、唄の音程はその上、そして笛の音程は唄のさらに少し上にとります。師匠から、三の調弦(チューニングメーターのB・E・B)の場合は、Cの笛を使うようにという指導を受けていますので、大雑把に書いてしまえば、三味線と笛の音程差は「半音程度」と想像することが出来ます。但し、Cの笛で半音低い音や逆に半音高い音も出すことが出来ますので、実際はもっと複雑です。

唄は三味線と笛の間の音程と言うことになるのですが、唄を基準に考えるので、唄の音程に合わせて、笛がその少し上を追いかける、という感じになります。ですから、唄が正しい音程をとれないと、笛の人が困ってしまう、というようなことが起こり得ます。

この三者の音程の関係は、絶対的なものではなくて、相対的なものだと捉えた方が、理解しやすいのではないか、と、今はそう考えています。

加えて、唄の中でも、ひとつの音を、低い、高い、もっと高い、と使い分け、三味線の少し上に乗っかってる感じの「高い」を基準に、たいがいはどこか一カ所「低い」部分があって、最後に「もっと高い」が来るケースを何曲か経験しました。

師匠からは、「君は、音感が悪いね。」とお墨付きをいただいておりますので、深く掘り下げることは致しませんが(^^;)、この音程感覚は、コバ先生が書かれているように、「トレーニングで克服していくことが可能」だと思います。

具体的な方法論につきましては、また、改めて取り上げることにしたいと思います。


※御意見、助言、その他、どのようなことでも、常にお待ちしております。
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by yaimauta | 2005-12-28 19:53

「移動ド」について

三味線の「合・四・工」を本調子で調弦する時に、クラブでは「B・E・B」の音に合わせてもらっています。楽器を演奏されたことの無い方の場合、これが分かりづらい、あるいは覚えられないという理由で、便宜上「ド・ファ・ド」ですよと、説明してきました。

その流れで、このコーナーの説明でもドレミ表現を併記したのですが、「ド・ファ・ド」ではなく「ソ・ド・ソ」ととらえた方が正確である場合もあるとの指摘を受け、追加しました。

これは二揚げの調弦にもあてはまることなのですが、その前に、いったん考えを整理して見たいと思います。繰り返しになりますが、ドレミ表現を併記した理由は、「音階を表すため」ではなく、「調弦のコツをつかむため」です。

ですから、他の楽器と合奏するということでなければ「ド・ファ・ド」と「ソ・ド・ソ」の両方を覚えなければならない、ということはあまりないわけですし、本調子に慣れてきて、二揚げの曲に挑戦しようという頃になれば、わざわざドレミにおきかえて表現しなくとも、「合・四・工」の「四」の音をひとつ高くとる、と覚えることが自然と出来てくるようになるのではないかと思います。

「尺」はちょっとやそっとではつかみきれない「シャク」な音で、「乙」は、師匠がおっしゃるように楽曲全体に影響を与える「オツ」な音、と覚えた方が、より一層愛着がわいてくるのではないでしょうか。

ということで、このコーナーでは、今後ドレミ表記を使用しないでいこうと思います。ただし、「こういうやりとりがあって、そうなった」ということは記録にとどめておいた方が良いと思いますので、削除や訂正は行いません。
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by yaimauta | 2005-12-27 22:36 | やいま唄

本調子の音階(追加)

c0007973_21513889.jpgハナイさんから御指摘のありましたように、本調子をドレミで表現する際には、「合」=「ド」ととるケースと、「四」=「ド」ととるケースを併記する必要がありました。お詫びして追加致します。

このコーナーでは、西洋音階を通して、あるいは比較または置換して八重山音階を考察することが目的ではありませんので、詳細につきましては省略させていただきます。

このように、諸先輩方や経験豊富な方、専門家の方から、御意見やコメントをいただくことは大変心強く、私たちが学んでいく上で大きな力になっています。改めて、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

今後とも、よろしく御願いいたします。
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by yaimauta | 2005-12-25 12:57
札幌のコバ先生が、ブログにあげて下さっています。
僕の、頼りない文章を見かねて、
助けていただいたのだと勝手に解釈しております(^^;)

「シ」の次は「ド」ではない、

という説明が、理論的にわかりやすく説明されています。

是非是非、読んでみてください。

ゆがふー通信「音程の取り方についての考察」
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by yaimauta | 2005-12-24 14:20

八重山の音階について

c0007973_21262483.jpg先日、上級クラスで質問が出ました。「何のことを言われているのかわかりません?takrainさんの言ってる言葉の意味が理解出来ません。紙に書いてもらえませんか?」今まで、できるだけサラッと説明してきたつもりですが、とうとう、来る時がやってきました。

僕は、八重山のネイティブではありません。また、八重山古典民謡の指導者でもありません。大阪に産まれ育ち、現在も大阪に住む、市井の愛好家に過ぎません。ですから、僕の知識や理解がすなわち師匠のそれと一致するはずはありません、あり得ません。

練習会でも、その立場をわきまえ、できるだけ「教える」とか「指導する」ということは避けてきたつもりです。しかしながら、何年か学んできた中で、僕たちが過去の音楽教育の中では得ることができなかった、八重山古典民謡固有の特徴がある、ということが気になってきました。

初めて「鷲ぬ鳥節」を唄う人の唄と、自分の唄との違いに少し気付いてきたという感じです。違いは、発声、節回し(と書いておきます)、音程、と色々あるのですが、特に「音程」についてはとても難しくて「書いて表す」ことは至難の業、さらに自分自身が本当に師匠のおっしゃることを正しく理解しているのかについての自信もありません。

そんな状態ですが、自分なりに「書いて表す」ことにトライしてみたいと思います。ですから、ひょっとして的はずれなことを書いてるかも知れません。お気付きの方がいらっしゃいましたら、どうぞ、御指導下さい。よろしく御願いいたします。

まずは、音階表です。手っ取り早いので、ピアノの鍵盤を書いてみました。「C」で始まるハ長調がシンプルで都合がいいのですが、普段使っている「B」のものの作ってみました。八重山の音階と対応させてみてください。本調子の「尺」と二揚げの「中」はワザと幅広くしてあります。

これについて、御意見・御質問がある方はお知らせ下さい。

※読んで下さる方がいらっしゃるようでしたら、続きとして「三味線・唄・笛の音階」「本調子の尺、二揚げの中」「開放弦の音」などについて書いてみたいと思います。
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by yaimauta | 2005-12-21 21:26

距離

c0007973_21534017.jpg首里の研究所ではは週に2回、火曜と金曜日にお稽古があるそうです。週に1回と思いこんでいたので、つい、「えっ、2回もあるの?うらやましーなーっ。」と漏らしてしまいました。

そしたら、Sのちゃんが、「そうですよねーっ、わたしたち、恵まれているんですよねーっ。」って、しみじみと言ってくれました。彼女は、関西出身で、確か7年間の北海道生活を経て、那覇に移り、研究所で学んでいます。

大阪に帰って1週間、確かに次ぎのお稽古が「また来週」という訳には行きません。指摘を受けて直せなかったところを、本当は、またすぐに聞いていただきたいのですが、次のお稽古まで何とか自分なりに考えながら進んでいくしかありません。

ですから、首里の研究所に通われている方は、本当に羨ましいと思います。しかし、僕はこう返しました。「そうじゃぁないですよ。あなたたちは自分で選んで、首里で研究所に通うということを、一番の大事なことだと決めて、ここに来たわけだから、偉いと思いますよ。今の環境を自分で努力してつかみ取ったわけでしょ。今の僕には、出来ないもの。」

そして、秋に大阪から移住したMやちゃんにこう言いました。「だからね、しっかり練習して、僕なんか、すぐに追い抜かしていまわないといけないよ。」

そして、自分にも言い聞かせました。「すぐに追い抜かれないように、僕もしっかりと練習しましょうね。」
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by yaimauta | 2005-12-06 21:54 | やいま唄